vigilance

2019/12/30(Mon)はvigilanceです。

接尾語のanceで名詞化していることは理解できますが、vigilがわからないのでお手上げです。


vigilance

    • 発音vídʒələns(赤字がアクセント) 

    • 品詞:名詞

    • 語源:中期フランス語のvigilance。意味としては、wakefulness、watchfulness、attentionです。

      因数分解すると、vigil+anceです。前者のvigilですが、寝ずの晩、徹夜の看病、通夜など寝ないでいることを表す名詞のようです。

      このvigilは1200ごろに、eve of a religious festivalと言う意味で使われたようです。何かの祭りの前夜という事で、寝ないで祝っていたのでしょうか?

    • 意味The action or state of keeping careful watch for possible danger or difficultiesという事で、「警戒」です。

      原義から想像できますが、「不眠」と言う意味もあります。

    • 使用例:
      "We're doing our utmost to prevent such incidents with a sense of vigilance", she added, "because we don't want to allow anything like that to happen in Tokyo".*1

      「私たちは警戒感を持って、そのような事件を防ぐための最善を尽くしています」、そして彼女は更に「東京でそのようなことを起こさせたくないからです。」と言った。

such incidentsと、that to happen は、いわゆる1972年のミュンヘンオリンピック事件の事を指しています。

また文中のsheとは、佐々木聖子初代出入国在留管理庁長官の事です。



今日の単語のvigilanceにちなんで、我々もこれから警戒しなければならないことが沢山あります。

まず、50歳代おろか、40歳代を襲う早期退職時代の到来です。2019年は早期および希望退職を実施する上場企業がこの6年間で最多となったようです。特に50歳以上の管理、専門職を対象としている場合が多いと聞きます。

企業としては、データ解析やマーケティングに長けた人材を多く採用していきたいようです。私たち50代もこのような領域に入り込まないと今後生きてゆけないかもしれません。


二つ目に、住宅ローンを組んでいる人が気になる金利です。変動で組んでいる人が沢山いらっしゃると思いますが、変動はこのまま最低金利となる可能性は高いですが、固定金利がじわじわ上昇傾向なので、近いうちに変動にも影響が出る気がします。

少し、早いうちに固定に変えた方が良いかもしれません。


三つ目に、来年1月からご存じのとおり、所得税が見直されます。年収が850万円を超える会社員や公務員は増税になります。具体的には、年収1000万円では4.5万円、年収1500万円では6.5万円の増税です。意味深な書類が会社から届いた方も多いと思います。

この増税分は何か副業によって補填するとかを考えないといけないです。


以上の三つを解決する対策はやはり可処分所得を増やす事ですね。なので50歳代のほとんどの人は、会社に頼らない別の収入源を得なくてはなりません。いきなり何千万円も稼ぐことは難しいでしょうから、まずはわずかな副業収入を得れるようにチャレンジすることが肝要だと思います。

加えて、病気などで大きな支出が発生しないように、体を鍛えることは忘れてはいけませんね。また、リカレント教育を通して新たな領域にチャレンジする必要もあります。これは今後の転職市場で必ず生きると思います。

2020年は、ささやかな副業(まず月千円でいい)、部活(水泳、できればマスターズへ)、大学院受験に向けた準備(修士論文の内容を具体化する)、この3つを自分に課したいと思います。

会社では、大きなミスマネージメントをしないように、変な方向に行かないように、無難にやりましょう。。。

*1:The Japan Times 2019/12/30