ordeal

2021/5/5(Wed)はordeal です。

今日は"The downside of decision-making practices in Japan"と言う記事からです。

日本の意思決定が遅いという内容の記事で、「確かに」と思う箇所が沢山ありました。

もともと我々日本人は「正しい答えは一つである」という考えを持っていると思います。大学入試の弊害かもしれません。

このような時代、状況が流動的であるとき、正しい答えは1つではないのです。だから我々は苦労しているわけです。

また、日本の組織では、意思決定を行うために、さまざまな部門や複数のランクの人とネゴって事前に承認を得る事が必要です。

説明を受ける人達にメリットを確信させる必要があるため大変です。状況の変化に応じて新しいソリューションが提案された場合は、すべてをやり直す必要があります。

そして、何よりも、組織が縦割りです。ほかの部が何をやっているかなんて関係ないのです。江戸幕府の中央集権官僚制度のころから日本人に染み付いた考えなのでしょうか?

私の会社でもそうです。

コロナ対応、オリンピック対応、その他に対して、政府が後手後手になるのもわかります。

 ordeal  

 発音 
ɔrdːl (赤字がアクセント)

www.oxfordlearnersdictionaries.com

 品詞 
名詞

 語源 

Etymology Dictionaryでは、from Proto-Germanic noun *uz-dailjam "a portioning out, judgment"、Metaphoric extension to "severe trial, test of courage or patience, anything which tests character or endurance" is attested from 1650s. とあります。

ゲルマン祖語のuz-dailjamに由来し、「審判」が元の意味だったようですが、1650年台に「試練」の意味でも使われるようになったらしいです。なぜ、このように変わったかは諸説あるようです。

 意味 

Oxford Learner's Dictionariesによれば、a difficult or unpleasant experience と説明があります。「厳しい試練」、「苦しい体験」です

 記事 

For the many students and others who are waiting to get into this country, this whole ordeal may actually be the first lesson they receive on Japan and how its bureaucracy operates. *1

 訳 

日本に入国するのを待っている多くの学生やその他の人々にとって、日本とその官僚制度がどのように機能するかについて、実際に彼らが受ける最初の教訓となるかもしれない。

 補足 
bureaucracyは、言うまでもなく、the system of official rules and ways of doing things that a government or an organization has, especially when these seem to be too complicatedです。

 

本日はこのあたりで。

 

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*1:The Japan Times 2021/5/5