今日2025/5/8(Thu)は、juncture, gimmick, caliber, allegory, ascensionの5つです。
引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection19の3巡目です。
今日も昨日と同じ通常運転です。Section19の単語も2度やったくらいでは、なかなか頭にはいりません。一方で、最近いろいろな英文に目が行くようになり、以前よりはかなり読みやすくなっています。そして、それら英文の中に、でる単で出てくる単語が沢山あります。ここは日本ですから、最終的にはこうやって頭に入れるしかないのでしょうね。
さて、政治の話ですが、以下の動画は実に興味深くかつ恐ろしいです。如何に消費税が今の日本の活力を削いで来たかが。そして小泉政権のときの竹中がどれほどひどいことをやったかが。
今のこの日本を修正するには、政権交代しかありません。必ず選挙に行って、財務省のポチになっている自民党、公明党、立憲民主党、維新の会には絶対に投票しないようにしましょう。
No1862
juncture
発音:dʒʌ́ŋktʃər(ジャンクチャ(ァ))
品詞:名詞
意味:(重大な)分岐点・時期、接合点
解説:
・ラテン語のjugare「to bind together, connect(つなぐ)」が由来です。
・junction「接合、合流点」が代表例です。
例文:The upcoming election marks a critical juncture for the future of the country.
No1863
gimmick
発音:gímik(ギミク)
品詞:名詞、他動詞
意味:巧妙な仕掛け
解説:
・いくつか説があるようですが、最も有力な説の一つは、magic(マジック)の綴りを入れ替えたという説。つまり、手品やトリックと結びついた言葉だった可能性が高いです。
・要するに、もともとは「仕掛け・トリック・細工」を意味していたのが、ややカジュアルに製品、イベント、広告などで「ユニークな特徴・仕掛け」を意味するようになったらしいです。
・関連する単語には次のようなものがあります。
-magic(魔法)
-magician(マジシャン、魔法使い)
-magical(魔法のような、驚くべき)
-magick(特に儀式魔術で使う"魔術"=オカルト的なmagic)
・という事で、magicで関連付けておきましょう。
例文:He dismissed the new policy as just a gimmick to attract voters.
No1864
caliber
発音:kǽləbər(キャリバ(ァ))
品詞:名詞
意味:能力(の程度)、(銃の)口径
解説:
・ラテン語のcalibrare「測定する」、qua libra「天秤の目盛り」が由来のようです。
・元々、「標準を測るための型・基準」の意味です。その後「測定のための鋳型・型、標準的なサイズ」→「銃や大砲の口径(弾丸のサイズ)」→(比喩的に)人間や物の「能力・資質のレベル」、やがて現代では 「(人や物の)質、力量」+「(銃の)口径」の意味になって行ったようです。
・同じ語源を持つ単語としては以下があります。
-caliper 測定器(特に厚みや直径を測る器具)測定→型→基準という意味つながり。
-calibre イギリス英語版の綴り。(意味はアメリカ英語のcaliberと同じ)
-calibrated 校正された、調整された(基準に合わせて測るという意味)
-calibration 校正、キャリブレーション(測定器を正しく調整する行為)
-calibrator 校正器、校正する人や装置(キャリブレーター)
・キャリブレーション→測定器の能力→能力→武器の能力→口径、で関連付けておきましょう。
例文:There are not many lawyers of his caliber in the company.
No1865
allegory
発音:ǽləgɔ̀ri(アラゴリ)
品詞:名詞
意味:寓話(=物語の形を借りて、ある教訓や意見を言い表したもの)、例え話
解説:
・古代ギリシャ語の ἀλληγορία(allēgoria) が由来のようです。ἀλλή (allē) = 「別の」「他の」+ἀγορεύειν (agoreuein) = 「話す」「公に話す」で構成され、allēはallergy「他の物・異物の働き=アレルギー」につながっています。
・「別のことを語る」「他の意味を込めて話す」というニュアンスで、表面的な話の裏に別の意味や教訓を込めるのがこれの本質です。
・同じ語源を持つ単語としては、以下があります。
-category 「分類」「範疇」 古代ギリシャ哲学では、「公に語られる種類」という考え方から発展しました。
-categorical 「明確な、断定的な」(元は「分類に関する」という意味)
・allegory→発音がアレルギーに類似=他のものの働き→他のもの→例え話
例文:This painting has been interpreted as an allegory of life and death.
No1866
ascension
発音:əsénʃən(アセンション)
品詞:名詞
意味:上昇、即位
解説:
・a-はad-の事で「向かって」、後ろはラテン語のscandere「to climb(登る)」が由来です。
・「上に登ること」「上昇」というイメージです。
・ラテン語 scandere(登る) から派生した単語は以下です。
-ascend 「上昇する」「登る」
-descend 「降りる」「下がる」 de-(下へ)+scandere(登る=本来は逆に「下りる」)
-descendant 「子孫」「末裔」 下へ降りた人、という感覚
-descent 「下降」「血統」「降下」
-ascend 「登る」
例文:The singer's ascension to the rank of superstar was unusually quick.