今日2025/5/10(Sat)は、brunt, audacious, colloquial, concerted, cumbersome, egregious, eminentの7つです。
引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection19の3巡目です。
今朝は、家内のお手伝いがあって遅くなりました。しかし、Section19の単語はほとんど忘れているようです。やばいです。本当に全Section毎日繰り返すくらいの勢いでやらないと駄目そうです。ただ、その単語が、良いイメージだったか、悪いイメージだったかは何となくわかるような感じになってきました。
さて、政治の話ですが、この動画には同意です。わたしもそう思います。ただ、日本保守党にはもっともっと頑張って欲しいです。いい仕事をされてます。
とりえず今後の選挙には必ず足を運んで、そして自民党、公明党、立憲民主党、維新の会には絶対に投票しないようにしましょう。
No1871
brunt
発音:brʌ́nt(ブラント)
品詞:名詞
意味:矢面、(攻撃の)矛先
解説:
・古ノルド語(北欧系)brundr「突撃、衝突、突進」 由来で、ヴァイキング文化圏(スカンジナビア)の言葉がルーツですするそうです。
・突進、突撃、衝撃から、中英語(12〜14世紀)では、「攻撃の主力、最初の衝撃」、現代英語では 「(悪いことの)矢面に立つ、最大の打撃・衝撃」→ 「攻撃や責任を一番強く受けること」の意味に広がりました。
・brundrを引き継いだ単語は殆ど無いようですが、関連した単語としては以下があります。
-brand「燃える剣、火→商品の〕商標、銘柄、ブランド」~ 中世では、(火で)物に焼き印を押す意味になり、近世から現代 にかけて、焼き印(商標)=商品・家畜・所有者を区別する印→ブランド(商品の固有名・信用の象徴)に変化したとあります。
・bear the brunt ofで「~の矢面に立つ」と言う意味だそうです。矛先の意味もあるので、剣の他先がブランと(brunt)している、という覚え方もあるようです。
例文:The capital city bore the brunt of the enemy's bombing campaign. ※bear「耐える」
No1872
発音:ɔdéiʃəs(オデイシャス)
品詞:形容詞
意味:大胆な、無鉄砲な
解説:
・ラテン語のaudere「勇気を持って進む、大胆に行動する、思い切って試みる」が由来です。
・「勇敢な、大胆な」の意味から、(礼儀に反するほど)図々しい、そして現代英語では、ものすごく大胆な、目を見張るように新しい(革新的な)、無礼な、厚かましい(やや否定的なニュアンス)と言った意味に変化したようです。
・audere由来の英単語は少数で、基本は「大胆な」を表すaudaciousが基本です。直接的に関係はなようですが、
-dare あえて〜する、(危険や拒絶を恐れずに)〜する勇気を持つ
があります。
・audacious→おお!dare!しゃす→大胆でやす!と覚えておきましょう。ちなみに形容詞のdaringの意味は「大胆な、向こう見ずな」で良い意味でも悪い意味でも用いらます。
例文:The gang of thieves made an audacious attempt to rob the jewelry store in broad daylight. ※rob「〔強盗が〕強盗を働く」
No1873
colloquial
発音:kəlóukwiəl(コローキアル)
品詞:形容詞
意味:口語体の、日常会話で主に使われる
解説:
・ラテン語 colloquium「=会話、対話」に由来します。"com-"(一緒に)+ "loqui"(話す)からなります。
・つまり、「一緒に話す」→「対話する」 がもともとの意味です。
・loqui由来の単語としては、結構あるようですがあまりなじみがないです。
-eloquent 雄弁な スピーチや文章を褒める時によく使う
-dialogue「ダイアローグ=対話」
-log 「記録を取る」 直接loquiからは来てないようです。
例文:Although he had studied Chinese, he found the colloquial language of the fisherman difficult to follow.
No1874
concerted
発音:kənsə́ːrtəd(コンサーティド)
品詞:形容詞
意味:協力しての、共同での
解説:
・ラテン語 concertare「コンケルターレ、一緒に競う、協力して努力する」から来ています。con-(一緒に)+ certare(争う、競う)です。
・当初の意味から、concerto(音楽用語「協奏曲」)→ 複数人が協力して演奏する、concert(英語:コンサート)→ 協力して作り上げる音楽会へ意味が変わっていきます。「争う」から「協力する」へポジティブに意味が転じた珍しい言葉らしいです。
・ certare由来の単語としては、以下があります。
-concert コンサート、協調
-certify 証明する
-certificate 証明書
-certainty 確実性
-certain 確かな、ある特定の
実は、"cert-「確かな」系列も、元はcertareに由来していて、「競って勝ち取る」→「確かなものにする」というイメージです。
例文:Thanks to the concerted efforts of the drama club, the performance was ready on time.
No1875
cumbersome
発音:kʌ́mbərsəm(カムバ(ー)サム)
品詞:形容詞
意味:足手まといの、(大きくて重くて)扱いにくい、手に負えない
解説:
・cumberは、cubare「to lie down(横たわる)」が由来で、com-「共に」と ラテン語のburrus「障害、邪魔」から、「一緒に邪魔をする=横たわる」という意味です。someは、「〜の性質を持つ」と言う形容詞を作る接尾辞で、例えば「troublesome(厄介な)」や「handsome(ハンサムな)」などと同じ使い方です。
・困難をもたらす、邪魔になる」という当初の意味から、「動きが遅くなる」というニュアンスに変わり、現代では「煩わしくて扱いにくい」ものを指すようになったそうです。
・cubare由来の単語は
-incumbent 「現職の、義務がある」 cumb「横たわる」から来ており、責任を背負う意味が含まれる
-incubator 「孵化器」 「卵を温めるために横たわる鳥」の行動から来ています。
-succumb 「屈する、負ける、倒れる」 "sub-"(下)+"cumb"(横たわる)
などがあります。
・という事で、incubatorに代表されるように、cumとくれば「横たわる」、そのことから「邪魔で厄介な」という意味は連想できそうです。
例文:The man found it difficult to move the cumbersome furniture up the stairs to the apartment.
No1876
egregious
発音:igríːdʒəs(イグリージアス)
品詞:形容詞
意味:実にひどい、途方もない
解説:
・e-はex-で「外に」、後ろはラテン語のgregareは「集団」が由来で、「群れの外に出るほど目立つ存在」が元の意味です。
・当初は、「群を抜いて優れた」→中世ラテン語 「際立っている」(良い・悪い両方の意味で)→初期英語(1500〜1600年) 「非常に目立つ(悪い意味)」→現代英語 「極めて悪い、ひどい」ということで、良い意味 → だんだん悪い意味に変わっていった珍しいパターンです。
・gregare由来の単語としては、
-aggregate 集める、集合する、総計
-aggregator 集める人・収集するプラットフォーム(例:ニュース・アグリゲーター)
-aggregation 集合、集まったものcongregate 集まる、群れる
-congregation (宗教の)集会、会衆
-congregational 集会の、会衆に関する(形容詞形)
-segregate 分離する、隔離する
-segregation 分離、隔離
・conglomerate「複合企業、集合体」は異なる語源を持ちます。とりあえず、egregiousは集団から外に飛に出したイメージということで。
例文:The judge said it was one of the most egregious cases of tax evasion that he had ever seen.
No1877
eminent
発音:émənənt(エミネント)
品詞:形容詞
意味:高名な、突出した
解説:
・e-はex-の事で「外に」、後ろはラテン語のminere「to jut、project(突き出る)」が由来で、「上に突き出る、突出する」というイメージです。
・物理的に「突き出ている、高い」から、中世ラテン語では比喩的に「目立つ、卓越した」、中英語(1100〜1400年ごろ)では 「地位や能力が高い、優れた」、現代英語 では「(地位・評判が)卓越した、著名な」と意味が変化しています。要するに、物理的な「突き出る」→ 抽象的に「目立つ=偉い・有名」へと変わっていったのです。
・minere由来の単語としては、
-prominent 「目立つ、卓越した」 前に突き出る→目立つ
-prominence「太陽表面の紅炎」 太陽の表面から「突き出る」炎
例文:Many eminent physicians examined the princess, but no one could say what was wrong with her.