今日2025/5/14(Wed)は、pounce, peruse, berate, farce, bout, affront, vehementlyの7つです。
引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection19の3巡目でなかなか覚えられない単語の復習です。
さて、今日は午後一で転職活動もあって昼からは在宅に切り替える予定です。そして夜は部活です。英語の勉強をするには電車の中は集中できるので、通勤は必須ですね。
政治の話題ですが、国会中継を見ると今の内閣の面々って本当に日々ちゃんと勉強しているのでしょうか?そもそも能力がないのではと思います。特に議員を家業としている奴ら。小泉とかですね。横須賀市の皆さん、ちゃんと考えてくださいね。
以下の絵を張り付けて今日は終わります。選挙にかならず行きましょう。
No1805
pounce
発音:páuns(パウンス)
品詞:自動詞、他動詞、名詞
意味:突然襲う、ここぞとばかりに攻撃する、急襲する
解説:
・ラテン語のpungere「puncture, stab, to prick(突き刺す)」が由来です
・突き刺すから、猛禽類が爪で「飛びかかる」(動詞)、現代では動物や人がすばやく「襲いかかる」と言う意味へ変化したようです。
・pungere由来の単語としては以下があります。
-puncture パンク、穴を開けること
-punctuate 句読点を打つ
-punctual 時間を守る(「正確な点」から派生)
-punctuation 句読点
-pungent 刺激の強い(味・匂いなど)
-compunction 良心の呵責(「心を刺すような後悔」)
例文:When a student made a mistake, the teacher immediately pounced on it.
No1818
peruse
発音:pərúːz(ペルーズ)
品詞:他動詞
意味:を熟読する、ざっと読む
解説:
・per-「完全に、徹底的に」+中英語のuse「使う」が組み合わさった言葉です。
・つまり、元の意味は「完全に使い尽くす」「徹底的に利用する」 というニュアンスです。ここから、「徹底的に読む・詳しく調べる」という意味に発展したようです。ちなみに、逆の意味である「ざっと読みながす」の意味は19世紀ごろから使われだしたようです。言葉にはこういう逆の意味に発展する場合がありますね。
例文:Over breakfast, he perused a copy of the local newspaper.
No1832
berate
発音:biréit(ビレイト)
品詞:他動詞
意味:を責め立てる=blame、rebuke、reprimand、reproach
解説:
・be-「強調、完全に」+rate「評価する、非難する」で構成されており、完全にしっかり評価する(特に強い批判や非難をする)が元の意味です。
・「rate」の「評価する」と「非難する」は、スペルは同じでも語源が異なります。「評価する」はラテン語由来、「非難する」はゲルマン語由来です。
・16世紀ごろに 「誰かを強く非難する、叱りつける」という意味で定着したようです。ちなみに、rateは、ラテン語 ratus(確定した、決まった)に由来します。これを語源として持つ単語には以下があります。
・underrate 過小評価する 下に(under-)評価する
・appraise 評価する 近づける(ad-)評価を与える
・calibrate 調整する、基準を合わせる 精度や基準を評価して合わせる
ところで、berateのrateの元々の意味は、「評価する」「見積もる」 でした。これは、何かを基準に照らして判断するという考え方で、何かを比較して評価するという事です。ここから「比率」の意味が出て来たのではと推察します。
例文:He berated himself for having trsuted a stranger with his money.
No1861
farce
発音:fɑ́rs(ファース)
品詞:名詞、他動詞
意味:笑劇、茶番劇、道化芝居
解説:
・ラテン語のfarcire「詰め物をする」が由来です。もともとは「何かを詰め込む」という物理的な意味だったようです。
・中世フランスの教会劇では、真面目な宗教劇の間に面白い寸劇を「詰め込んで=挿入」して楽しんでいました。ここで「本筋に詰め込まれたお笑い」というニュアンスが生まれました。そこから、「滑稽な芝居」「ばかばかしい劇」という現代の意味に発展しました。
・farcīre由来の単語は、基本的には、このfarceだけです。farceの形容詞形のfarcical「ばかげた、滑稽な」など。
・force「力、強制する」と非常にスペルが似ていますが、全く別物です。ですが、
-force-meat(フォースミート) 詰め物用のひき肉 料理用語(forceはfarceから派生)
-forcemeat ball ミートボール的な料理 同上
のように詰め物のニュアンスも少し持っているようです。ということで、force→力で詰める→寸劇を詰める・挿入→茶番。ちなみに、end in farceで「茶番に終わる」と言う意味だそうです。
例文:The comedian first made his name in a theatrical farce. ※theatrical「舞台で演じた、演劇の、劇場の、劇風の」
No1867
bout
発音:báut(バウト)
品詞:名詞
意味:発病、発作、短い期間
解説:
・古ノルド語 "būta"(転向する、ターンする) から来ています。本来の意味は「一回の回転」、「一度の区切られた動き」つまり、「一回ぐるっと回る動作」、「一連の動き」です。
・中世英語では「方向を変える」、「一回分の行動」といった意味で使われました。そこから発展して、一度きりの戦い・試合(特にボクシングなど)➔ 短期間集中する活動(病気、飲酒、怒りなど)といった意味に広ったようです。
・「bout」と直接同じ語源を持つ単語はそれほど多くありません。「回る」、「向きを変える」を元にした言葉と関連付けて覚えられる単語は以下があります
-about(周囲に、あちこちに)→ "a-"(方向を表す接頭辞)+"bout"(回る)から。「あちこち回って」=「あちこちに」
-rebound(跳ね返る)→ "re-"(再び)+"bound"(跳ねる・弾む)=再び跳ねて向きを変える
-reboot(再起動)→ boot(起動)を再び繰り返す=方向性をリセットするニュアンス
厳密な語根は違っても、「回る・向きを変える」というイメージが共通です・
・aboutで関連づけておくのが良さそうです。
例文:A bout of malaria generally leaves the victim much weakened.
No1869
affront
発音:əfrʌ́nt(アフロント)
品詞:名詞、他動詞
意味:(公然の)侮辱
解説:
・ラテン語 "ad-"(〜へ)+ "frontem"(額、顔)で、frontem は frons(額、前面)から来ています。本来の意味は「顔に向かって立つ」、「正面から向かい合う」つまり、「誰かの顔に向かって行動する(=面と向かって挑む・侮辱する)」というニュアンスです。
・「正面に立つ」「直面する」から、中世フランス語 "afronter" では、「挑戦する」「侮辱する」という感情がこもりはじめました。これが英語に入って、正面からの挑戦 = 無礼な態度、侮辱➔ またはその行為そのものを指すようになったという事です。
・同じ語源を持つ単語としては、
-front(前面、正面)
-confront(直面する、立ち向かう)
「face(顔・正面)」に関連するイメージを持っています。
例文:The way he was treated at the hotel was an affront to his dignity.
No1900
vehemently
発音:víːəməntli(ヴィーアメントリー)
品詞:副詞
意味:激しく、熱烈に
解説:
・ラテン語 vehemens(激しい、熱烈な)が由来で、vehere(運ぶ、運動させる)+ 強調語尾 -mens(-mentis)と分解されます。「勢いよく運ばれる」→「激しく突き動かされる」、激しい、情熱的なというニュアンスをもっています。
・「勢いのある」「激しい」「熱心な」という、エネルギーあふれる意味から、古フランス語 vehémentでも「激しい」「熱烈な」ニュアンスが継承され、中英語 vehementで感情・態度・行動が「とても強い・激しい」という意味で使われ始めました、現代英語では、「感情・主張・否定などが非常に強く熱烈である」という肯定的にも否定的にも使われています。
・vehere由来の単語は沢山あります。
-vehicle 乗り物(運ぶもの)
-convey 運ぶ、伝える(con-「共に」+vey)
-conveyor コンベヤー(運搬装置)
-invective 毒舌、中傷(in-「中に」+vehere=感情をぶつける)
-vector 運ぶもの、方向を持つ力(特に数学・生物で)
・vehere は基本的に「運ぶ」「移動させる」という中立的な意味でしたが、ラテン語では「運ぶ」と言っても、勢いよく動かす、押し流す、押し出すといったニュアンスを含むことがあったそうです。つまり、「単に物をのんびり運ぶ」のではなく、強力な力でぐんぐん押し進める感じです。ここから激しく、熱烈に、つながり訳です。
例文:The boy vehemently disliked his school and never returned there after he graduated.