animosity, brunt, egregious, extraneous, repulsive, abject, vehemently

今日2025/5/15(Thu)は、animosity, brunt, egregious, extraneous, repulsive, abject, vehementlyの6つです。

引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection19の3巡目の復習です。まだこの時点で引っ掛かる単語が7つもあります。

今日は通常運転です。ちょっと暑くなってきましたが、電車の中で英語の勉強をやり続けています。

さて、政治の話題です。少し良いニュースがありました。毎回、選挙に行きましょう!と声を掛けていますが、全国の民間企業が具体的なことを始めました。それが下の動画です。

これは素晴らしい取り組みです。選挙に行ったことを証明できれば、それを割引券、クーポンとして使えると言うものです。こういった活動をどんどん広めて、投票率を上げて、今の政治を変えましょう。具体的には、自民党公明党立憲民主党、維新の会を政界から追放して、日本の為の、日本人の為の政治を取り戻しましょう。

www.youtube.com

 

 No1868 

animosity

発音:æ̀nəmɑ́səti(アナマスィティ)
品詞:名詞
意味:憎悪、敵意
解説
ラテン語 "animositas"(活力、勇気、心の強さ)が元。"animus"(心、精神、感情)+ "-ity"(性質を表す接尾辞)です。本来の意味は「強い心・強い意志」、つまり、最初は、「精神的エネルギーの強さ」や「激しい気持ち全般」を指していたようです。
・「元気・勇気・心の強さ」というプラスの意味から、中世ラテン語・古フランス語を経て、「強い感情」→「敵意・憎悪などネガティブな強い感情」へシフト。現代英語では完全に「敵意・憎しみ」に特化しています。
・animus由来の単語はたくさんあるようです。
-animal(動物)→ 「命あるもの」=「心を持つもの」
-animate(生き生きとさせる)→ 「心を吹き込む」
-animation(アニメーション)→ 「命を与えて動かすこと」
すべて根っこに「anim-(心・生命)」のニュアンスがあります

例文:It has been hard to overcome the animosity between israel and its Arb neighbors.

 

 No1871 

brunt

発音:brʌ́nt(ブラント)
品詞:名詞
意味:矢面、(攻撃の)矛先
解説
・古ノルド語(北欧系)brundr「突撃、衝突、突進」 由来で、ヴァイキング文化圏(スカンジナビア)の言葉がルーツですするそうです。
・突進、突撃、衝撃から、中英語(12〜14世紀)では、「攻撃の主力、最初の衝撃」、現代英語では 「(悪いことの)矢面に立つ、最大の打撃・衝撃」→ 「攻撃や責任を一番強く受けること」の意味に広がりました。
・brundrを引き継いだ単語は殆ど無いようですが、関連した単語としては以下があります。
-brand「燃える剣、火→商品の商標、銘柄、ブランド」~ 中世では、(火で)物に焼き印を押す意味になり、近世から現代 にかけて、焼き印(商標)=商品・家畜・所有者を区別する印→ブランド(商品の固有名・信用の象徴)に変化したとあります。
・bear the brunt ofで「~の矢面に立つ」と言う意味だそうです。矛先の意味もあるので、剣の他先がブランと(brunt)している、という覚え方もあるようです。

例文:The capital city bore the brunt of the enemy's bombing campaign. ※bear「耐える」

 

 No1876 

egregious

発音:igríːdʒəs(イグリージアス)
品詞:形容詞
意味:実にひどい、途方もない
解説
・e-はex-で「外に」、後ろはラテン語のgregareは「集団」が由来で、「群れの外に出るほど目立つ存在」が元の意味です。
・当初は、「群を抜いて優れた」→中世ラテン語 「際立っている」(良い・悪い両方の意味で)→初期英語(1500〜1600年) 「非常に目立つ(悪い意味)」→現代英語 「極めて悪い、ひどい」ということで、良い意味 → だんだん悪い意味に変わっていった珍しいパターンです。
・gregare由来の単語としては、
-aggregate 集める、集合する、総計
-aggregator 集める人・収集するプラットフォーム(例:ニュース・アグリゲーター
-aggregation 集合、集まったものcongregate 集まる、群れる
-congregation (宗教の)集会、会衆
-congregational 集会の、会衆に関する(形容詞形)
-segregate 分離する、隔離する
-segregation 分離、隔離
・conglomerate「複合企業、集合体」は異なる語源を持ちます。とりあえず、egregiousは集団から外に飛に出したイメージということで。

例文:The judge said it was one of the most egregious cases of tax evasion that he had ever seen.

 

 No1879 

extraneous

発音:ikstréiniəs(イクストゥレイニアス)
品詞:形容詞
意味:無関係の、本質的ではない
解説
・extraは「外に」、後ろのneousは形容詞化するものです。という事で、直訳は、「外のもの、無関係なもの」です。
・「外部の、異質の」から、中世では、extraneus (中世ラテン語) よそ者、無関係なもの、中英語〜近世英語では、extraneous 本質と無関係な、外来の、そして現代英語では、extraneous 不必要な、無関係な、外から来た、と意味が変わって行ったようです。 常に「本質から外れている」というニュアンスを保っています。
・extraを持つ単語は非常に多いです。
-extraneous 無関係な、異質な extra-(外)+-aneus(性質) 本流
-extraordinary 並外れた extra-(外)+ordinary(通常) 通常の外
-external 外部の ex-(外)+-ternus(時間に属する) exとextraは兄弟
などが代表例でしょうか。

例文:His professor told him that his thesis contained too much extraneous information.

 

 No1883 

repulsive

発音:ripʌ́lsiv(リパルシヴ)
品詞:形容詞
意味:嫌悪感を起こさせる、不快な、逆鱗に触れる
解説
ラテン語の「repellere」に由来します。re-は「後ろへ、反対」、後ろはラテン語のpellere「push(押す), drive(追いたてる), beat(たたく)」が由来です。
・初めは「物理的に押し返す」または「追い払う」といった意味でしたが、時間とともに、精神的な面や感情的な面にまで意味が広がり、「嫌悪感を引き起こす」や「不快にさせる」という意味に変化しました。
・pellere由来の単語としては以下があります。
- repel 「追い払う、撃退する、拒絶する」 ~re-(後ろに)+pellere(押す)何かを物理的に「押し返す」または「拒絶する」という意味です。
-compel 「強制する、無理に〜させる」 ~com-(一緒に)+pellere(押す)
-propel 「推進する、進ませる」 ~pro-(前に)+pellere(押す)
-impel 「駆り立てる、強制する、促す」 何かを内部から駆り立てることを表します。

例文:The soup looked repulsive, but he forced himself to eat it.

 

 No1892 

abject

発音:ǽbdʒekt(アブジェクト)
品詞:形容詞
意味:絶望的な、悲惨な
解説
ラテン語の 「abjectus」(放棄された、下位に置かれた)に由来します。ab-(離れる、下へ) + jectus(投げられた)、jacere(to throw(投げる), cast(~を投げる))と分解されます。「abjectus」は、もともと「投げ捨てられた」、「低く見積もられた」、または「落ちぶれた」という意味を持っていました。このように、「下に投げられる」、「放棄される」というイメージから、物理的・精神的に「低い、卑しい、惨めな」という意味が生まれました。
・放棄された、低く見積もられたの意味から、中世ラテン語で侮辱され、地位を失った、中英語(13世紀頃)で卑しい、惨めな、低俗な、現代英語で恥ずべき、卑劣な、惨めな(精神的・社会的に)と変化しました。ということで、最初は物理的に低い位置や放棄されたものを指していたが、次第に道徳的または精神的な低さを意味するようになり、「屈辱的な」「卑劣な」というニュアンスが強くなりました。
・jacere由来の単語は沢山あります。
-ject(投げる) 「投げる」という意味の動詞、「投げ捨てられた」意から転じて「捨てる」「放り出す」意味。
-eject(排出する) 「ex-(外へ)」+「ject」=外に投げる、放出する。放り出すことから「排除」という意味に。
-interject(差し込む) 「inter-(間に)」+「ject」=間に投げ入れる。会話や議論で「途中で発言を差し込む」意味に。
-inject(注入する) 「in-(中に)」+「ject」=中に投げ込む。薬や液体を-「注入する」-意味に。
-project(計画する) 「pro-(前へ)」+「ject」=前に投げる、計画やアイデアを「前に出す」意味から転じて「計画する」の意味に。

例文:In his later years, the artist fell into abject poverty and died penniless.

 

 No1900 

vehemently

発音:víːəməntli(ヴィーアメントリー)
品詞:副詞
意味:激しく、熱烈に
解説
ラテン語 vehemens(激しい、熱烈な)が由来で、vehere(運ぶ、運動させる)+ 強調語尾 -mens(-mentis)と分解されます。「勢いよく運ばれる」→「激しく突き動かされる」、激しい、情熱的なというニュアンスをもっています。
・「勢いのある」「激しい」「熱心な」という、エネルギーあふれる意味から、古フランス語 vehémentでも「激しい」「熱烈な」ニュアンスが継承され、中英語 vehementで感情・態度・行動が「とても強い・激しい」という意味で使われ始めました、現代英語では、「感情・主張・否定などが非常に強く熱烈である」という肯定的にも否定的にも使われています。
・vehere由来の単語は沢山あります。
-vehicle 乗り物(運ぶもの)
-convey 運ぶ、伝える(con-「共に」+vey)
-conveyor コンベヤー(運搬装置)
-invective 毒舌、中傷(in-「中に」+vehere=感情をぶつける)
-vector 運ぶもの、方向を持つ力(特に数学・生物で)
・vehere は基本的に「運ぶ」「移動させる」という中立的な意味でしたが、ラテン語では「運ぶ」と言っても、勢いよく動かす、押し流す、押し出すといったニュアンスを含むことがあったそうです。つまり、「単に物をのんびり運ぶ」のではなく、強力な力でぐんぐん押し進める感じです。ここから激しく、熱烈に、つながり訳です。

例文:The boy vehemently disliked his school and never returned there after he graduated.

 

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