今日2025/5/19(Mon)は、animosity, affront, barrage, brunt, repulsive, inscrutable, abjectの7つです。
英検1級でる順パス単(5訂版)のSection19の復習です。
今日は終日リモートワークで、夜は水泳の練習といういつものパターンです。
最近、国民民主党が炎上していますよね。でも、それで自民党、公明党、立憲民主党、維新の会に投票するかと言われれば、絶対にしないと思います。こんな増税路線、親中路線、財務省の言いなりの政治を続ける訳にはいかないと思うのです。
先ず、次の参院選では自民党、公明党、立憲民主党、維新の会が大連立を組んでも過半数行かないようにしないといけません。そのためには、選挙には必ず行って、自民党、公明党、立憲民主党、維新の会には絶対に投票しないようにしましょう。
組織票が、という話もありますが、会社ぐるみで政治活動をしているところはあります。私が昔勤務していた東京電力もそうでした。社内ではとある政党を支持している人は徹底的に昇進が許されず、勤務後や土日は選挙応援に駆り出されるなど、そういう会社でした。今はどうなっているのか知りません。そういう状況でも、私は会社ぐるみで指示している政党には絶対に投票しませんでした。そういう人が多いと思うのですが。
No1868
animosity
発音:æ̀nəmɑ́səti(アナマスィティ)
品詞:名詞
意味:憎悪、敵意
解説:
・ラテン語 "animositas"(活力、勇気、心の強さ)が元。"animus"(心、精神、感情)+ "-ity"(性質を表す接尾辞)です。本来の意味は「強い心・強い意志」、つまり、最初は、「精神的エネルギーの強さ」や「激しい気持ち全般」を指していたようです。
・「元気・勇気・心の強さ」というプラスの意味から、中世ラテン語・古フランス語を経て、「強い感情」→「敵意・憎悪などネガティブな強い感情」へシフト。現代英語では完全に「敵意・憎しみ」に特化しています。
・animus由来の単語はたくさんあるようです。
-animal(動物)→ 「命あるもの」=「心を持つもの」
-animate(生き生きとさせる)→ 「心を吹き込む」
-animation(アニメーション)→ 「命を与えて動かすこと」
すべて根っこに「anim-(心・生命)」のニュアンスがあります
例文:It has been hard to overcome the animosity between israel and its Arb neighbors.
No1869
affront
発音:əfrʌ́nt(アフロント)
品詞:名詞、他動詞
意味:(公然の)侮辱
解説:
・ラテン語 "ad-"(〜へ)+ "frontem"(額、顔)で、frontem は frons(額、前面)から来ています。本来の意味は「顔に向かって立つ」、「正面から向かい合う」つまり、「誰かの顔に向かって行動する(=面と向かって挑む・侮辱する)」というニュアンスです。
・「正面に立つ」「直面する」から、中世フランス語 "afronter" では、「挑戦する」「侮辱する」という感情がこもりはじめました。これが英語に入って、正面からの挑戦 = 無礼な態度、侮辱➔ またはその行為そのものを指すようになったという事です。
・同じ語源を持つ単語としては、
-front(前面、正面)
-confront(直面する、立ち向かう)
「face(顔・正面)」に関連するイメージを持っています。
例文:The way he was treated at the hotel was an affront to his dignity.
No1870
barrage
発音:bərɑ́ːʒ(バラージ)
品詞:名詞、他動詞
意味:集中砲火、弾幕(=多数の弾丸を一斉に発射し、弾丸の幕を張ること)
解説:
・ラテン語のbarre「bar(横木)」が由来です。その後、フランス語の動詞 "barrer"(棒で塞ぐ、遮断する)と変化。
・「水をせき止める」、「道を塞ぐ」、つまり、「何かを一気にせき止める・防ぐ」というニュアンスから出発して、軍事用語として転用され、敵の進軍を阻止するために集中砲火を浴びせる(バラージュ射撃)➔ そこから一般的にも「大量に押し寄せるもの」というイメージに広がりました。
・同じ語源を持つ単語としては、
-bar(棒、障害物、酒場)→ 元は「道を塞ぐ棒」の意味
-barrier(障壁、バリケード)→ 道を塞ぐ構造物
-embarrass(困惑させる)→ もともとは「行き止まりにして動きを妨げる」という意味!
すべて「塞ぐ」「妨害する」イメージです。
例文:The film star was faced with a barrage of questions about his upcoming divorce.
No1871
brunt
発音:brʌ́nt(ブラント)
品詞:名詞
意味:矢面、(攻撃の)矛先
解説:
・古ノルド語(北欧系)brundr「突撃、衝突、突進」 由来で、ヴァイキング文化圏(スカンジナビア)の言葉がルーツだそうです。
・突進、突撃、衝撃から、中英語(12〜14世紀)では、「攻撃の主力、最初の衝撃」、現代英語では 「(悪いことの)矢面に立つ、最大の打撃・衝撃」→ 「攻撃や責任を一番強く受けること」の意味に広がりました。
・brundrを引き継いだ単語は殆ど無いようですが、関連した単語としては以下があります。
-brand「燃える剣、火→商品の〕商標、銘柄、ブランド」~ 中世では、(火で)物に焼き印を押す意味になり、近世から現代 にかけて、焼き印(商標)=商品・家畜・所有者を区別する印→ブランド(商品の固有名・信用の象徴)に変化したとあります。
・bear the brunt ofで「~の矢面に立つ」と言う意味だそうです。矛先の意味もあるので、剣の先がブランと(brunt)している、という覚え方もあるようです。
例文:The capital city bore the brunt of the enemy's bombing campaign. ※bear「耐える」
No1883
repulsive
発音:ripʌ́lsiv(リパルシヴ)
品詞:形容詞
意味:嫌悪感を起こさせる、不快な、逆鱗に触れる
解説:
・ラテン語の「repellere」に由来します。re-は「後ろへ、反対」、後ろはラテン語のpellere「push(押す), drive(追いたてる), beat(たたく)」が由来です。
・初めは「物理的に押し返す」または「追い払う」といった意味でしたが、時間とともに、精神的な面や感情的な面にまで意味が広がり、「嫌悪感を引き起こす」や「不快にさせる」という意味に変化しました。
・pellere由来の単語としては以下があります。
- repel 「追い払う、撃退する、拒絶する」 ~re-(後ろに)+pellere(押す)何かを物理的に「押し返す」または「拒絶する」という意味です。
-compel 「強制する、無理に〜させる」 ~com-(一緒に)+pellere(押す)
-propel 「推進する、進ませる」 ~pro-(前に)+pellere(押す)
-impel 「駆り立てる、強制する、促す」 何かを内部から駆り立てることを表します。
例文:The soup looked repulsive, but he forced himself to eat it.
No1886
inscrutable
発音:inskrútəbəl(インスクルタブル)
品詞:形容詞、名詞
意味:不可思議な、はかり知れない
解説:
・in-は否定の意味、後ろはラテン語のscrutari「調査する、探求する」が由来で、「scruta」は「がらくた、破片」という意味があり、「細かいものを探し集める」という感覚を持っています。つまり、「inscrutable」は「探っても真相がわからない、見通せない」というイメージを持つ単語です。
・(物事を)完全に探ることができない意味から、中世ラテン語で神秘的なもの、人間の知識では解明できないもの、中英語(14世紀頃)で 理解不可能な、解釈が難しい、現代英語で「不可解な」、「謎めいた」に変化しました。現代英語では、「人の表情、行動、意図などが読み取れない」というニュアンスでよく使われます。
・scrutari由来の単語は基本はせいぜい以下です。
-scrutinize 綿密に調べる(scrutari「細かいがらくたを探る」→徹底的に調べるイメージ)
-scrutiny 綿密な調査、精査(細かいところまでじっくり探る行為を指す)
・語源は全く異なりますが、screening「選別、検査、スクリーニング」と似た意味です。という事で、両者とも「細かく見る、チェックする」という共通点があります。
例文:The smile of the Mona Lisa is said to be inscrutable.
No1892
abject
発音:ǽbdʒekt(アブジェクト)
品詞:形容詞
意味:絶望的な、悲惨な
解説:
・ラテン語の 「abjectus」(放棄された、下位に置かれた)に由来します。ab-(離れる、下へ) + jectus(投げられた)、jacere(to throw(投げる), cast(~を投げる))と分解されます。「abjectus」は、もともと「投げ捨てられた」、「低く見積もられた」、または「落ちぶれた」という意味を持っていました。このように、「下に投げられる」、「放棄される」というイメージから、物理的・精神的に「低い、卑しい、惨めな」という意味が生まれました。
・放棄された、低く見積もられたの意味から、中世ラテン語で侮辱され、地位を失った、中英語(13世紀頃)で卑しい、惨めな、低俗な、現代英語で恥ずべき、卑劣な、惨めな(精神的・社会的に)と変化しました。ということで、最初は物理的に低い位置や放棄されたものを指していたが、次第に道徳的または精神的な低さを意味するようになり、「屈辱的な」「卑劣な」というニュアンスが強くなりました。
・jacere由来の単語は沢山あります。
-ject(投げる) 「投げる」という意味の動詞、「投げ捨てられた」意から転じて「捨てる」「放り出す」意味。
-eject(排出する) 「ex-(外へ)」+「ject」=外に投げる、放出する。放り出すことから「排除」という意味に。
-interject(差し込む) 「inter-(間に)」+「ject」=間に投げ入れる。会話や議論で「途中で発言を差し込む」意味に。
-inject(注入する) 「in-(中に)」+「ject」=中に投げ込む。薬や液体を-「注入する」-意味に。
-project(計画する) 「pro-(前へ)」+「ject」=前に投げる、計画やアイデアを「前に出す」意味から転じて「計画する」の意味に。
例文:In his later years, the artist fell into abject poverty and died penniless.