今日2025/5/25(Sun)は、absolve, knack, jinx, omen, facet, consort, demeanorの7つです。
引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection20の3巡目です。
なかなか難しい単語が続きます。3巡目ですが殆ど頭に残っていないのが大変悲しいです。そういう事もあって、単語の歴史をしっかりチェックするために生成AIも活用して解説にうんちくを書いています。
さて、政治の話ですが、自民党の石破、森山、小野寺などどうしても減税したくないために、国には借金が沢山ある、減税すると物価が上がる、ギリシャより経済が悪いなど、既に論破されている、間違った理屈を発信しています。馬鹿なのでしょうか?経済を勉強もせず、財務省のペーパーを読んでいるだけなのでしょうか?国民や経済に詳しい三橋さんとかに面と向かって説明する場を設けてほしいものです。(論破されるから、絶対にやらないでしょう)
こんな利権まみれの奴らに国を任せられますか?まず自民党、公明党から政権を奪還しないと駄目です。それが次の選挙の目的なのです。
最近は、国民民主党、参政党、日本保守党、れいわ新選組の悪口を言うSNSが多くなってきたと感じませんか?自民党あたりがインフルエンサーに声を掛けてプロパガンダを仕掛けているのです。騙されてはいけません。
次の選挙には必ず行って、そして自民党、公明党は当然のこと、大連立を阻止するためにも立憲民主党、そもそも日本を中国の支配下にしようとして結成された維新の会、これらの4つの政党だけには投票しないようにしましょう。
No1928
absolve
発音:æbzɑ́lv(アブザルヴ)
品詞:他動詞
意味:を解放する、を免除する=acquit
解説:
・ab(離す)+ ラテン語のsolvere(解く)と分解され、つまり「罪などから解き放つ、免除する、赦す」という事です。
・「束縛・義務・罪から解き放つ」から、中世ラテンではキリスト教で「罪の赦し」など宗教的意味が強まり、現代英語で「(罪・責任・義務)を免除する、赦免する」と言う意味になりました。
・solvere由来の単語は多いです。
-solve 解決する、解く solve a problem など
-solution 解決策、溶液 “解くこと”の名詞
-dissolve 溶かす、解消する dis(分離)+ solve
-resolve 決意する、解決する 再び(re)+ solve
-insoluble 解けない、不溶性の in(否定)+ soluble
-solvent 溶媒、支払い能力のある 「解かせるもの」
例文:The official inquiry absolved him of any responsibility for the accident.
No1929
knack
発音:nǽk(ナク)
品詞:名詞
意味:こつ、要領
解説:
・擬音語に近く、ゲルマン語派の語彙との関連も指摘されていますが、中英語のknak(乾いた打撃音・衝撃音)から来ているようです。
・「カチッという音、叩く音」から、16世紀頃で「手先の器用さ、ちょっとした才能(→ 音のイメージから「すばやさ・巧みさ」に)」へ、現代英語で「自然と身についた才能、コツ、技能、特技など(例:She has a knack for cooking.)」を指すようになったようです。
・完全に同一語源と断言は難しいですが、knackは擬音語的性格が強く、以下の単語と語感・語形成に類似性があると言われています。
-knock ノックする、打つ
-crack 割れる音、亀裂
-snap パチンという音、急な動き
-pop ポンと鳴る音
-click カチッという音
-clack カタカタという音
-bang ドンという音
-clap 拍手、パンという音
-smack ピシャリと打つ音
-slap 平手打ちの音
-rap 軽くたたく音、ラップ音楽もここから
-tap 軽くたたく、トントン音
・knack is the knack to knock at success's door.「knack(コツ)は、成功のドアをノックする才能」ということで、ナクとノックをひっかけてみました。
例文:It took the little girl a few days to get the knack of how to ride her bike.
No1930
jinx
発音:dʒíŋks(ジンクス)
品詞:名詞
意味:ジンクス、不運をもたらす物[人]
解説:
・ラテン語のiynx(イーンクス)、ギリシャ語のἴυγξ (iynx) に由来し、これは イーンクス鳥(ヨーロッパヨタカ)を意味します。この鳥は 魔術や愛の呪文 に使われたとされ、ギリシャ神話でも登場します。
・「イーンクス鳥」→「魔術・呪文に使われる」、19世紀後半で人名(劇中キャラクター)として「不運を呼ぶ人」へ、20世紀〜現在で「不運の象徴、縁起の悪いもの」、あるいは「ジンクス(=縁起)」と変化したようです。
・これはもう日本語になってますよね。縁起の悪い言い伝え。さまざまなものがあり、生活に密着した教訓・習慣・法則の一つ。科学的根拠に基づかず、経験に基づき唱えられる場合が多い、ってやつです。
例文:The ship was rumored among sailors to have a jinx on it.
No1931
omen
発音:óumən(オーメン)
品詞:名詞
意味:前兆
解説:
・ラテン語のomen「前兆、予兆、兆し」(特に神意や未来を示すもの)が由来です。
・「神意を示すしるし・兆候(神官が鳥の動きなどから読み取る)」から、中世〜近代英語で「不吉な予兆」 → 「予兆、兆し」へ拡大、現代英語で「ポジティブ/ネガティブ両方の前兆、サイン」と変化したようです。
・「omen」と同語源(ラテン語 omen)の語は英語にはあまり多くありません。
-demon「悪魔」はomenと文化的対比・関連語としても面白いです。omenは、demonの影=何か不気味な前触れです。
例文:The signs of recent economic instability may be serious omens for the futures.
No1932
facet
発音:fǽsit(ファセト)
品詞:名詞、他動詞
意味:(物事の)一面
解説:
・ラテン語のfacies(顔、面、表面)が由来で、fac-(作る・形作る)+ -ies(名詞形)と分解されます。
・フランス語で「宝石や結晶の小さな平らな面」へ、17世紀以降の英語で物理的な「カット面」から、比喩的に「物事の一側面・見方」へ拡大、現代英語で「(問題・性格・状況などの)一面、面、局面」など、具体・抽象両方に使われりょうになったようです。
・facies由来の単語は多いです。
-face 顔、表面(基本)
-surface 表面(sur- + face)
-facade 建物の正面・見せかけの外面
-facetious ふざけた、冗談っぽい(語源的には「面白い顔」)
-deface 損なう、顔を壊す→外観を台無しにする
-efface 消し去る、顔を取り除く(ex- + face)
例文:The committee was asked to look at every facet of the problem.
No1933
consort
発音:kɔ́nsɔːt(カンソート)
品詞:名詞、自動詞、他動詞
意味:(特に国王、女王の)配偶者=spouse
解説:
・ラテン語のconsors「同じ運命を分け合う人仲間・伴侶」が由来で、con-(共に)+ sors(分け前、運命、割り当て)と分解されます。
・中世英語(14世紀)で「仲間・同伴者(companion)」として使用、16世紀で「王や女王の配偶者の意味で使用(例:Queen consort)、17世紀~ で音楽用語として「楽器の合奏グループ」も意味するようになり(例:a consort of viols)、現代で、「配偶者(特に王室)、仲間・同伴者、調和する、付き合う(動詞)」のように複数の意味が定着していったようです。
・sorsの単語としては以下があります。
-sort 種類、分類する ~「運命・割り当て」→「タイプ」に派生
-resort 行楽地、頼る ~再び割り当てられた場所へ戻るような意味
-assort 分類する ~割り当てを加える(ad + sort)
-assortment 詰め合わせ、分類
-disconcert 混乱させる ~con- + cert(語源的に“決められた”)→予定調和が崩れるイメージだが語源混交あり
・concert「コンサート」と音を合わせる仲間の仲間という点でconsortと似ています。
例文:The prince's consort was a beautiful, successful woman.
No1934
demeanor
発音:dimíːnər(ディミーナ(ァ))
品詞:名詞
意味:振る舞い、品行
解説:
・ラテン語のdemenare(他人の前での導き方 → 振る舞い)が由来で、de-(下に、完全に)+ラテン語のminare(導く、進ませる)と分解されます。
・「de-」は(下に、離れる)と言う意味を失い、「行動の方向性・強調」を表すだけの 形式的な接頭辞になっています。これにminareがくっつくと、自分をある方向へ導く(lead oneself)と言う意味になり、そこから「自分をどう外に現すか」=「ふるまい、態度」という意味になったらしいです。
・16世紀以降で「他人から見える態度や振る舞い」へと意味が固定されていき、現代英語で「他人から観察可能な外面の行動=態度・品行・物腰・立ち居振る舞い(behavior よりフォーマル)」になりました。
・minare由来の単語としては以下があります。
-amenable 従順な・素直な 「導かれやすい」=従いやすい
-menace 脅威・威嚇 「脅して導く」=威圧によって動かす
-menu メニュー、小項目 元々は「順序立てて導く一覧」→料理の一覧へ
-minister(一部説で) 大臣・聖職者 「民を導く奉仕者」※語源には議論あり
-administrate(間接的) 管理する ad-(〜の方へ)+ministrare(仕える、導く)
例文:His demeanor always apperas serious, but actually he is quite a wit. ※wit「機知に富んだ人、才人」