今日2025/5/26(Mon)は、eminence, elocution, decorum, fidelity, indolence, contrabandの6つです。
引き続き、英検1級でる順パス単(5訂版)のSection20の3巡目です。
今日は、終日リモートワークです。合間を見てSection20の復習をやろうと思います。このあたりのレベルになると、3巡やってもなかなか頭に入らないです。皆さんはどういう覚え方をしているのでしょうか?私はその単語の歴史的な背景を紐解いています。
さて、政治の話ですが、昨日も財務省解体デモが行われたようです。行きたかったですね。さて、下の動画では鹿児島選出の森山の不正融資に関する証拠が説明されています。こんな奴が幹事長なんてやはりおかしい。自民党は腐り切ってます。
なので、自民党と公明党の政治は必ず終わらせないとこの国は中国の手にわたって終わってしまうのです。ですから、選挙に行きましょう!そして、自民党、公明党、立憲民主党、維新の会には絶対に投票しないようにしましょう。これは日本国民とこの悪党4党との戦争ですよ。
No1935
eminence
発音:émənəns(エミネンス)
品詞:名詞
意味:高名
解説:
・ラテン語のēminēre「突き出る、高くそびえる」が由来で、ex-「外へ」+ minēre「突き出る、突起する」と分解されます。
・「突き出る・そびえる」から、中世では「地位・能力が他より抜きん出ている」、比喩的に「精神的・社会的に高い人」に転用、現代英語では「卓越、著名、威厳のある地位、高貴な立場、偉人」を表す敬称にも使用され出しました。
・minēre由来の単語としては以下があります。
-prominent 目立った、重要な pro-(前に)+ minēre → 前に突き出る
-imminent 差し迫った in-(上に)+ minēre → 上から迫ってくる
-mount 登る、山 ラテン語 mons, montis(山) ← 同じ「突起」語根に由来
-mountain 山 同上(minēreと語根が類似)
-surmount 克服する、乗り越える sur-(上に)+ mount(登る)→ 上に乗り越える
-amount 総量、合計 ad-(〜に)+ montare(山のように盛り上がる)
・prominentやprominenceを想像すれば良さそうです。
例文:After she received the Novel Prize, the professor's eminence grew even greater.
No1936
elocution
発音:èləkjúːʃən(エロキューション)
品詞:名詞
意味:発声法、雄弁術
解説:
・ラテン語のelocutio「話し方、演説スタイル」が由来で、e- / ex- 「外に、外へ」+ラテン語のloquī「話す(to speak)」に分解されます。
・「表現・弁論のスタイル」から、中世・近代で「話し方、特に上品な話し方」へ、現代英語で「発音・滑舌・イントネーションに重点を置いた演説術・朗読術」へ意味が変化してきました。
・loquī由来の単語としては以下があります。
-colloquial 口語の、話し言葉の col-(共に)+ loquī → 話し合う
・enunciation「発音、明瞭な話し方」~ elocution とほぼ同義で、滑舌や明瞭さに焦点、pronunciation「発音」 と多少の関連はありそうです。
例文:The young actress studied elocation in order to improve her accent.
No1937
decorum
発音:dikɔ́rəm(ディコーラム)
品詞:名詞
意味:礼儀正しさ、(上流社会の)上品さ、礼儀、礼節
解説:
・ラテン語のdecōrus(適切な、ふさわしい)、decēre(ふさわしい、似合う)が由来です。
・「ふさわしさ、品位」から、16世紀で「社会的な適切さ、礼儀作法」へ、現代英語で「礼儀正しさ、場に合った行動、上品さ」となりました。
・decōrus由来の単語としては以下があります。
-decorate 飾る 「ふさわしく整える」→装飾する
-decoration 装飾 上と同様
-decorative 装飾的な 見た目を整えるためのもの
-decency 礼儀、慎み ※直接の語源は異なるが「社会的な適切さ」として概念は近い
-decent ふさわしい、似合う ※直接の語源は異なるが「社会的な適切さ」として概念は近い
・decときたら、decoration「装飾」→見た目のマナー→行動や心のマナー→礼儀正しさと連想しましょう。
例文:Students at the girl's school were told to maintain decorum at all times.
No1938
fidelity
発音:fidéləti(フィデリティ)
品詞:名詞
意味:忠誠心
解説:
・ラテン語のfidēlitās(忠実、誠実)、fidere(信じる、信用する)が由来です。
・「忠実さ、誠実さ、信用に足る」から、中世英語で「忠誠、誠実(宗教的文脈も)」、現代英語で「忠誠、忠実、高音質(転じて「忠実な再現」)」と少しですが変化しました。
・fidere由来の単語は多いです。
-faith 信仰、信頼 fides 直系の語。宗教的にも使われる
-faithful 忠実な 信頼に値する人、犬にもよく使われる
-confidence 信頼、自信 信じる心、確信
-confident 自信のある 自分を信じている
・confidence「信じる心」→「忠実心」と覚えましょう。
例文:The assistant was known for his intense fidelity to his boss.
No1940
indolence
発音:índələns(インドレンス)
品詞:名詞
意味:怠惰、《医》無痛
解説:
・ラテン語のindolentia(痛みがないこと、無感覚)が由来で、in-(否定)+ dolere(苦しむ、痛む)と分解されます。意味としては 「痛みを感じない」→「不快を避ける」→「怠ける、怠惰」という感じです。
・「痛みを感じたくない、苦労を避けたい」という心理的傾向が、「行動をしない・努力を避ける」=怠惰という意味につながったようです。
・dolere由来の単語としては以下があります。
-condolence お悔やみ con(共に)+ dolere(痛む)=「一緒に悲しむ」
-doleful 悲しげな full of dolere(痛みがいっぱい)
-indolent 怠惰な / (医学で)痛みを伴わない 原義は「痛みを感じない」
・condolenceは他人の悲しみに寄り添うことに対して、indolenceは一切の悲しみ・苦しみを避ける態度=怠惰と連想しましょう。「痛み」つながりです。
例文:The teacher felt irritated by the indolence of his students.
No1942
contraband
発音:kɑ́ntrəbæ̀nd(カントゥラバンド)
品詞:名詞、形容詞
意味:密輸品=smuggled goods
解説:
・中世ラテン語のcontra bannum「命令に反する」が由来で、contra-(反対)+ ban(d)(布告・命令・禁止)と分解されます。原義は「法令・禁止命令に反するもの」です。
・contra-ban「禁止令に逆らう」→「禁制品」から、戦争・経済活動で「密輸品、違法輸入品」の意味へ発展し、現代英語では「密輸品、違法取引品」全般に拡大しました。
・contraが付く単語は非常に多いです。
-contradict 反論する、矛盾する dict(言う)→「言葉で逆らう」
-contrast 対照、対比する st(立つ)→「反対に立つ」
-contrary 正反対の 「反するもの」
-controversy 論争 vers(向きを変える)→「お互いに反対に向き合う」
・ban「禁止令」に逆らう→禁制品→密輸品という連想の仕方が良いでしょう。
例文:It was suspected that the boat carried contraband, though none was found.