今日2025/6/9(Mon)は、quell, redeem, scrupulous, grueling, negligentの5つです。
英検1級でる順パス単(5訂版)のSection20の復習です。Section21は明後日くらいからにします。
本日は終日リモートワークです。最近は月曜日をリモートにして定年退職関係の手続きなどの事をやっています。加えて転職活動も。なので、通常の仕事よりも自分の将来がかかった大切な曜日なのです。今日も、FPとの退職金に関する相談です。
最後に政治の話です。最近、国民が大嫌いな岸田をSNSでよく見かけます。こいつはは、増税とグローバリズムを推進した一番の悪党で、今の石破はこれを完全に引き継いでいます。
増税とグローバリズムを進め、日本と日本人の事を一切考えない、自分たちの利権だけで動いている自民党、公明党、立憲民主党、維新の会には絶対に投票してはなりません。選挙に行って、我々の意思を表明しましょう!
No1901
発音:kwél(クウェル)
品詞:他動詞
意味:を抑える、を鎮める
解説:
・原始ゲルマン語のkwaljaną(殺す、痛めつける)、古英語のcwellan(殺す、打ち負かす、破壊する)に由来します。
・「殺す、打ち負かす」など物理的な暴力を伴う行為から、近代英語以降 「抑える、鎮める」など心理的・社会的な制圧に意味が移行したようです。
・quell由来の、または近縁の語源を持つ単語は以下です。
-kill 殺す 同じく古英語 cwellan から派生
-culprit 犯人 culpa(罪)を通じ、刑罰・制裁と関係あり(間接的な連関)
・クウェル→キル(kill)で覚えておきましょう。つまり、最初は「物理的に殺す」、その後「感情や反乱を殺す」=「抑える」。
例文:He quelled his fear and dove into the river to rescue the boy.
No1923
redeem
発音:ridíːm(リディーム)
品詞:他動詞
意味:(紙幣)を兌換する=紙幣を額面金額と同価値の金銀貨または金銀地金などの正貨と引き換えること、を買い戻す、(名誉など)を回復する
解説:
・ラテン語のredimere「買い戻す」が由来で、re-(再び、戻す)+ラテン語のemere(買う)と分解されます。 という事で、redimere(買い戻す)→ redeem(買い戻す、償う)です。dimereはemereの派生語です。
・「買い戻す、救い出す」から、中世キリスト教で「(罪や魂を)贖う、救済する」、近代英語で「償う、補う、商品などを引き換える」、現代英語で「償う・取り戻す」、「引き換える」、「名誉を挽回する」と変化してきました。
・emere由来の単語は多いです。
-premium 保険料、賞金、割増金 prae「前もって」+ emere「買う」=前払いの報酬
-example 手本、例 ex(外に)+ emere → eximere(取り出す)
-prompt 即座の、促す pro(前に)+ emere → promere(引き出す)
-exempt 免除された ex(外)+ emere → eximere(外に買い出す)
ここではemereが「買う」ではなくて、「取る」になってますが、これは、「買う」=「対価を払って手に入れる/取る」つまり、「取る(to take)」という動作が根っこにあります。
・redeem a coupon「クーポンを使う」、redeem points「ポイントを使う」でよく使われます。
例文:In the past, American dollars could be redeemed for gold at certain banks.
No1975
scrupulous
発音:skrúːpjələs(スクルーピュラス)
品詞:形容詞
意味:きちょうめんな、実直な、慎重な、細心の注意を払って、良心的な
解説:
・ラテン語のscrupulus「小石、小さなとげ、良心のとがめに由来します。語源的には「小石が靴の中に入ってチクチクして気になる状態」がイメージです。「小さな石が気になると歩きにくい」→「心に引っかかる」→道徳的・倫理的に「ちょっとでも不正があると心が痛む」=良心的、慎重、という事のようです。
・scrupulus由来、関連深い単語は非常に少ないです。
-scruple「良心の呵責、ためらい」
・scrup-が付くと「わずかなことでも気にする」感じのようです。スクラップになった金属の破片が靴の中に入って気になる状況を想像すればよいでしょう。
例文:Her scrupulous attention to detail makes her an excellent editor.
No1981
grueling
発音:grúːəliŋ(グルエリング)
品詞:形容詞
意味:極度にきつい、〔精神的・肉体的に〕つらい、過酷な、非常に骨の折れる
解説:
・古フランス語のgruel もしくはゲルマン起源の言葉とされるが詳しい語源は不明確らしいです。その後、中世英語のgruel「薄い粥」になったことは確かなようです。
・「薄くて質素な粥」が貧しさ・苦しみを連想させ、「消耗するような辛さ・苦しさ」のイメージに拡大しました。
・glueは「物をくっつける、粘着性のあるもの」ですが、お粥も接着剤になります。という事で、grueling→glue「接着剤」→お粥→お粥を食べるくらいつらい過酷な生活、でどうでしょうか。
例文:The explorers were exhausted after their grueling journey across the mountains.
No1986
negligent
発音:néglidʒənt(ネグリジェント)
品詞:形容詞
意味:怠惰な、不注意な、いい加減な
解説:
・neg-「否定(not)」で ラテン語 nec- の変形と、ラテン語のlegere「集める、拾う、選ぶ、注意を向ける」から構成されます。つまり、「注意深く拾い集めない」=「無視する」→「怠る・ずぼら」という感じです。
・legere由来の単語は多いです。
-collect 集める com-(共に)+ legere
-select 選ぶ se-(分けて)+ legere
-elect 選挙で選ぶ e-(外に)+ legere
-intellect 知性 inter-(間で)+ legere(選ぶ・読む)
-lecture 講義 legere(読む)→ lectio(読まれるもの)
-neglect 怠る、無視する neg- + legere
-eligible 適任の、選ばれる資格がある e- + legere + -ible
-illegible 読みにくい in-(否定)+ legere(読む)+ -ible
・neglect「怠る」→「怠惰な」が一番素直な覚え方だと思います。その他では、négligé「ネグリジェ=女性用のゆるい寝間着」を連想すれば、ゆるい→だらっとした→怠惰な、と類推できそうです。
例文:Although he was not guilty of murder, his behavior was certainly negligent. ※guilty「有罪の、犯罪的な、罪を犯した」