2019/10/5(Sat)はcrescendoです。
なかなか綴りが面白いです。
- 発音:クリシェンドウ(赤字がアクセント)
- 品詞:名詞、形容詞、副詞
- 語源:ラテン語の crescere がイタリア語に取り込まれて crescendo になり、そのまんま英語に取り込まれたという歴史を持つ単語です。
increaseのcrease(増える)と親戚ですかね。 - 意味: a gradual increase in how loudly a piece of music is played or sungと言う事で、音・声などが次第に大きくなる事、がしっくり来ます。
また、話し言葉で最高潮と言う意味もあります。reacha a crescendoで最高潮に達するです。 - 使用例
The booing swelled to a crescendo at the word "diversity", almost drowning out Abe's voice.*1
安部首相が”diversity"の言葉を発したところで、ブーイングが最高潮に達した。その時ほとんど安部首相の声はブーイングに埋もれた。
drown out:If a loud noise drowns out another noise, it prevents it from being heard.
今日の使用例の文には付帯的な状況を表す分詞構文が入ってますね、本当に新聞ではよく見ます。ちなみに文章中のdrownの主語はブーイングです。
さて、文章の中にもありますが、このごろ"diversity"、多様性と言う単語を見かけるようになりましたね。特にグローバル企業はダイバーシティーに重きを置いているのではないでしょうか?ダイバーシティーを導入するとメリットもありますが、成果主義偏重になる、人間関係がうまくいかなくなる、組織に一体感がなくなる、というデメリットもあると思います。また、専門能力とか価値観の違いに配慮した仕事環境が整っていないと、各々の従業員の能力を十分に発揮することができなくなって、仕事が行き詰って、不平や不満が高まりやがて人々はその会社を辞めていくという最悪の結果になるのではないでしょうか?
ダイバーシティー、ダイバーシティーとか言ってる会社は実はダイバーシティーがうまく機能していないので、トップダウンでうまくやれ!と言ってるだけだと思うのです。日産とルノーは成功しているような事を言ってますが、退職した友人に話を聞くと、最近は特に退職者が多くて、その理由としてルノーとの関係を上げる人が多いという話を聞きました。なんとなく想像できますが。
ただ、ダイバーシティーの流れは今後も続くと思いますので、英語能力の向上は必須になるのではと思います。
*1:2019/10/5 The Japan Times