2021/4/11(Sun)はalleviate です。
今日は"For Japanese men, perhaps money really can buy happiness?"と言う記事からです。
alleviateは、過去数回登場しているので復習です。
いつも「なんだっけ?」と思わせる単語です。
さて、孤独問題ですが、日本でも孤独問題担当大臣を置くほど深刻です。
週刊プレイボーイは、25歳から49歳までの男性を、3つの年収グループ(300万円以下、300万円から700万円、700万円以上)分けて、総勢500人の調査をしました。
「社会的孤独」と「心理的孤独」に焦点を当てた質問だったようです。
社会的孤独について、最低所得層(300万以下)の40%が「孤独を感じることはほとんどない」と答えたのに対し、中所得層(300万~700万)は50.5%が、上位層(700万以上)は59.3%が孤独を感じることはほとんどないようです。
実に、下位グループと上位グループの間で約20%の違いがあります。
逆に、孤独を常に感じていると答えた回答者は、収入とは逆の相関があり、それぞれ22.8%、9.9%、4.2%。
心理的孤独に関する回答も、収入による違いを反映しており、それぞれの層で下から、45%、53.7%、63.5%が孤独を感じることはめったにないと答え、いつも孤独を感じると答えた人は20.6%、9.9%、3.1%。
調査への回答から、年収と孤独感の間に明らかな相関関係が存在することは明白ですね。
なので、孤独問題担当大臣がいくら頑張っても、収入を増やさないと孤独問題は解決しないような気もします。
alleviate
発音
əlíːvièit (赤字がアクセント)
www.oxfordlearnersdictionaries.com
品詞
他動詞
語源
Etymology dictionaryによれば、early 15c., " to mitigate, relieve (sorrows, suffering, etc.)," from Late Latin alleviatus, past participle of alleviare "lift up, raise," figuratively "to lighten (a burden), comfort, console," from assimilated form of Latin ad "to" + levis "light" in weight とあります。
後期ラテン語のalleviareの過去分詞の alleviatusから来てるようです。ラテン語の何とかの過去分詞とかが語源と言うのは多いですね。ad- +levisと分解されて、軽い方向に行くみたいな感じでしょうか?
意味
Oxford Learner's Dictionariesによれば、to make something less severeで、同義語はease と説明があります。「~を軽減する」、「~を和らげる」です。
記事
All three groups were in agreement that efforts by the government were unlikely to achieve much success in alleviating loneliness. Positive responses by those in the lowest income bracket — i.e., those who stood to benefit most — reached only 20%. *1
(年収別に分けた)3つのグループすべてが、政府による努力が孤独を緩和することに大きな成功を収める可能性は低いということで意見が一致している。最も所得の低い層にいる人々、つまり最も恩恵を受ける立場にある人々による肯定的な反応は、わずか20%である。
in agreement that~は、まぁ、だいたいの意味はわかりますが、「〔that以下〕で意見が一致している」のことです。that節はagreementの内容、つまりagreementと同格です。
本日はこのあたりで。
勉強の合間に甘いものはいいと思います。それにしてもおいしそうだったので思わず貼ってみました。
*1:The Japan Times 2021/4/11