afford

2019/9/16(Mon)はaffordです。
これはものすごーくよく見る単語で、何かをする余裕があるとかの意味ですよね。でもですね、、別の意味がもう一つありました。

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    • 発音:アフォード(赤字がアクセント)
    • 品詞:他動詞
    • 語源:古英語のgeforthianで、advanceつまり進めるという意味らしいです。
    • 意味:まずは、よく知られたto have enough money or time to be able to buy or to do something、つまり~する余裕があるとか、~することができるとかです。
      でも、もう一つありました。簡単に言うとgiveです。afford somebody somethingと言う形で使うようです。ニュアンスとしては、事物を主語にして、利益・喜びなどをもたらすという事です。
    • 使用例
      He also hoped to convince members of Congress to pass the Hong Kong Human Rights and Democracy Act, which would require an annual justification of the special treatment that for decades has been afforded to the city-state by Washington.*1
      彼(Joshua Wong)も、アメリ連邦議会香港人権・民主主義法案を可決すること望んでいて、これは数十年来、アメリカが香港に与えてきた優遇措置の正当性を毎年評価することを要求しています。

今回の使用例の和訳ですが、これは背景を理解していないと訳せないのではと思います。普通に考えれば、何故香港に関してアメリカが法案を議論しているのかピンとこないはずです。だから、常に世界の情勢をおさえておく必要がある翻訳者の方ってある意味大変ですね。
ところで、上記の使用例のwhichですが、いわゆる関係代名詞の非制限用法で、これは先行詞について補足的に説明を補う用法です。ちなみに、上記の例は制限用法にしても意味的には同じような気がしますが、英語のプロの方はどう考えるのでしょうか?

*1:2019/9/16 The Japan Times