intact

2020/1/3(Fri)はintactです。

たまに見書ける単語ですね。なので、これが出現する度にオンライン辞書のお世話になってます。


intact

    • 発音intǽkt(赤字がアクセント) 

    • 品詞:形容詞

    • 語源ラテン語のintactusです。因数分解すると、ins(ご存じnotを表す接頭語です)+tactus(touch)となります。

      contactもこれの親戚ですね。conは「共に」を表す接頭語です

      話がそれましたが、intactの原義はuntouchedですね。

      意味: Oxford learner's dictionaryでは、complete and not damaged とありますので「傷がない」ということになります。そこから派生した「無傷の」や「影響を受けない」という意味もあります。

      これらは原義を考えれば想像できます。なにせ、untouchedなので傷もないし、影響も何も受けないでしょうから。

    • 使用例:
      Over the past three years, Abe has built up a rapport with Trump and yet barely managed to keep the bilateral relationship intact.*1

      これまの3年間、安倍首相はトランプ大統領と信頼関係を築いてきた。そして、まだどうにかこうにか二国間関係を維持出来た。

      rapportは何回か取り上げましたが、「a friendly relationship in which people understand each other very well」なので「信頼関係」のニュアンスです。

      yetは肯定文だと、「今なお」とか「まだ」とかでstillに似た意味ですね。隠された意味として、使用例を使えば、そのうちその信頼関係も崩れるだろう、というのを示唆してます。



2020年が始まったばかりで、次の2030年の事を言うのも何ですが、今後の日本の事を考えると本当に暗くなってしまいます。

今年は、まだ東京オリパラがあったり、5G技術を使った商品が市場に出たりと、まだ明るい材料はあるのですが、問題はその後です。

相変わらず、日本は子供の数が増えず高齢化社会にまっすぐ向かってます。人口に関しては世界を見ると2027年にはインドが中国を抜いて世界ナンバー1の15億人に達します。一方、日本は2030年までに1億ちょっとまで減るようです。

先ず人口を増やさないと国は滅びます。国の根幹です。


日本は当然GDPも下がり、2030年までに中国がアメリカを抜いて世界ナンバー1に、インドが日本に代わり世界第3位に浮上します。日本は第四位です。

これからの産業についても、アメリカのGAFAや中国のBATH(知ってます?これ)は向かうところ敵なしのデジタル企業として君臨し続けるでしょう。日本はもう小さな、取るに足らない国なってしまうでしょう。

もう一度SONYやHONDAのようなイノベーションを生んできた会社を出さないと生き残れそうもありません。

日本の企業は守りに入っており、今儲からない事はやらない雰囲気があると感じてます。これがまずいのではと思います。私が会社へ入りたての頃は、儲かるか儲からないかわかないけど、できたらすごいという技術はちゃんと研究開発が行われてましたし、しかも残業なんかへっちゃら12時過ぎは当然、会社に寝泊まりもしてました。

昔、どっかの民主党の女性議員が言ってました「二番じゃだめですか」と。あれを聞いてびっくりしました。「二番は負け」というのが理解できなかったのでしょう。一番を取らないとダメなんですよ。

その一番を取るためにも、働き方をもっとフレキシブルにして、従業員の裁量度を上げないと、イノベーションなんて起きないと思います。


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*1:The Japan Times 2020/1/3