2021/3/30(Tue)はsnarl です。
今日は"World economy girds for supply jolt amid Suez Canal mess"と言う記事(電子版)からです。
snarlって、初だと思います。
さて、今日はスエズ運河で大迷惑を掛けているコンテナ船の話です。これによって、450隻の船が立ち往生しているようです。
なんとこの船の所有者って、愛媛県今治市に本拠を置く会社なんですね。
最近このコンテナ船が離礁に成功したことを受け、6日ぶりに通航が再開されたようです。
座礁によって、世界の物流に影響が出ているほか、運河の通航料が重要な収入源となっているエジプト政府にも大きな損失が出ているとあります。
何が問題だったのでしょう?
発音
snɑ́rl (赤字がアクセント)
www.oxfordlearnersdictionaries.com
品詞
他動詞、自動詞、名詞
語源
二つの意味があるようです。今日の記事に関係があるのは、Etymology dictionaryによれば、"to tangle, to catch in a snare or noose" (trans.), late 14c., from a noun snarl "a snare, a noose" (late 14c.), probably a diminutive of snare. Intransitive sense "become twisted or entangled" is from c. 1600. とあります。結局、何が由来かわからないのですが、つまり「罠」から来ているようです。こんがらがった、とか、もつれたとかのニュアンスがありそうです。
意味
Cambridge dictionaryによれば、to become twisted together and difficult to separate; to make something become twisted together : と言う説明があります。「~をもつれさせる、からませる」、ここから派生して、「(交通)を渋滞させる」、「(事態)を混乱させる」と言う意味です。語源にも通じるものがあると思います。
記事
The Ever Given — which is longer than the canal is wide and was wedged across the waterway — has been stuck since last Tuesday, causing a backlog of hundreds of ships and snarling global supply lines that were already under pressure. *1
運河の幅よりも長く、水路を断つようにして留められたエバーギブンは、先週の火曜日以来立ち往生しており、何百もの船はそのままで、すでにCOVID-19による影響を受けている世界的な供給ラインを混乱させている。
backlogは、a quantity of work that should have been done already, but has not yet been done の事です。
本日はこのあたりで。
勉強の合間に甘いものはいいと思います。それにしてもおいしそうだったので思わず貼ってみました。
*1:The Japan Times 2021/3/30