bring someone to one's knees

2021/12/29(Wed)はbring someone to one's knees です。

今日は"Taiwan threat assessment says Chinese invasion would be very difficult"と言う少し古い記事からです。

さて、台湾の防衛省によれば、中共が軍を台湾に上陸させて、完全に制圧するのは非常に難しいとの見解を出してます。

理由は、必要な沢山の物資を台湾海峡を越えて輸送できないからという事だそうです。つまり、台湾海峡が自然の堀になっているわけです。

台湾の蔡英文大統領も、軍の近代化プログラムや、軍隊をより機動性のあるものにし、中共人民解放軍の攻撃力を奪うための長距離ミサイルのような精密兵器の配備を進めています。

あまり考えたくないですが、もし事が起こるとすると、冬季五輪が終わったころに、先ずロシアがウクライナへ侵攻。アメリカがウクライナに気を取られているうちにドサクサに紛れて中共が台湾へ侵攻。

でも、ロシアがNATO軍に勝つとは思えないし、やっぱりこのシナリオはなさそうですね。

 bring someone to one's knees  

 品詞 
イデオム

 語源 

「だれかを膝のところまで持ってくる」という直訳から想像すると、自分の目線よりもだいぶ低い膝の位置に相手を連れてくるわけですから、何か、その人に勝ったようなニュアンスが容易に伝わります。

 意味 

Oxford Learner's Dictionariesによれば、bring someone to their kneesの形で
​to defeat somebody, especially in a war と説明があります。「(人)を屈服させる」です。

 記事 

Experts say though that China has other means at its disposal to bring Taiwan to its knees short of a full out invasion, including a blockade or targeted missile attacks. *1

 訳 

専門家によると、中共は封鎖やミサイル攻撃など、全面的な侵略を行わずに台湾を屈服させるための手段を他にも有している。

 補足 
at your/somebody’s disposalは、available for use as you prefer/somebody prefersの意味で「意のままに」の事です。disposalって、「廃棄」だけではなくて「(人・物・金などを)自由に使えること」の意味もあるようです。
short of はよく見かけます。not having enough of somethingの事です。記事では副詞句で使われているようですが、この使い方は初めてです。
full outはfull-outと同じだと思います。「全面的な」です。

 

本日はこのあたりで。

 

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*1:The Japan Times 2021/12/13の記事