discretion

2022/8/2(Tue)はdiscretionです。

今日は"Tokyo Metropolitan Government to mandate solar panels for new homes"と言う記事からです。

discretionは、レベル6、英検準1級以上、TOEIC® L&Rスコア730点以上の単語です。

さて、東京都は、脱炭素の取り組みを促進し、電力不足を緩和するために、住宅会社が新築住宅に太陽光発電パネルを設置することを義務付ける制度の設定に取り組んでいるようです。

小池東京都知事は「各家庭の努力の積み重ねが大きな力になる」と訴え、政策への支持を求めています。

標準的な住宅に太陽光パネルを設置するには100万円近い費用がかかると言われていますが、東京都の一部の住民は経済的負担を懸念しているようです。そりゃそうでしょう。

一方で、東京都は、モデルケースの見積もりを公表するなどして、電気料金の削減による長期的なメリットを強調しています。たとえば、現在、毎月の電気代が約 10,000 円の家庭では、ソーラー パネルによって約 70% から 80% の電気代を削減でき、設置費用は約 10 年で回収できるという結果みたいです。

 本当なのでしょうか??曇りの日とか1年間を通してもメリットはあるのでしょうか。

 discretion  

 発音 
diskrʃən (赤字がアクセント)

www.oxfordlearnersdictionaries.com

 品詞 
名詞

 語源 

Etymology Dictionaryによれば、from Old French discrecion and directly from Medieval Latin discretionem (nominative discretio) "discernment, power to make distinctions," in classical Latin "separation, distinction," noun of state from past-participle stem of discernere "to separate, distinguish"です。
古フランス語のdiscrecion、中世ラテン語のdiscretionemあたりが由来でしょうか。ラテン語のdiscernereとも関係があるようです。「分ける、区別する」の意味が含まれているようです。

 意味 

Oxford Learner's Dictionariesによれば、the freedom or power to decide what should be done in a particular situationと説明があります。「裁量」の意味です。区別する能力=分別する能力なので、この意味になるのも分かります。

 記事 

Housing companies will be given discretion on deciding how many solar panels they should install at each building, in order to reflect differences in sunlight conditions, if the total amount of electricity generated from solar panels at the residential units they provide reaches a certain level. *1

 訳 

住宅会社が提供する住宅の太陽光パネルによる発電量の合計が一定の水準に達した場合、日照条件の違いを反映して、各住戸に設置する太陽光パネルの数を住宅会社が自由に決定できます。

 補足 

differences inのinは、抽象的な「状態」についての「状況の中にある」の意味だと思います。inの後は、「違いの対象となる事柄」です。混同しやすいdifferences ofですが、こちらは「違いはどれだけあるのか」を意味しており、ofの後には数値が来る場合が多いようです。

 

本日はこのあたりで。

 

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*1:The Japan Times 2022/8/1の記事